【究極の株主優待タダ取り】資金不足時や手数料節約の手法

最終更新日 2021年9月22日 by jin

クロス取引で株主優待タダ取りに勤しんでいるJINです。
今回は株主優待タダ取り(クロス取引)応用編をお伝えします。
資金不足解消と手数料削減が可能となります。

魅力的な株主優待が複数出現する月は資金不足に悩まされます。

例えば9月や3月は株主優待対象銘柄がたくさんありますが、多くの銘柄の株主優待を取得しようとすると、資金不足に悩まされます。

また、人気の株主優待株は、権利確定日のかなり前から仕込まなければ、一般信用売り残が無くなり、クロス取引ができなくなるので、かなり前から仕込むことになりますが、保有期間が長いと手数料も高くなります。

この問題を少しでも解消する方法がありますのでご紹介いたします。

まずはクロス取引で株主優待を取る方法の基本形とその際の手数料を下記で確認してください。
⇒【画像で説明】楽天証券で株主優待をノーリスクで取る方法<クロス取引・つなぎ売り>
⇒楽天証券で株主優待をタダ取り(一般信用でのクロス取引)する場合のコストは?

では、本題に移りたいと思います。

【資金不足解消と手数料削減につながる究極のクロス取引】
1.資金不足の解消について
一般信用売りを使ったクロス取引をする際は、下記の注文が必要です。

・現物株買い ・一般信用売り

「現物株買い」では、例えば成行で前日終値3000円の株を1000株購入する場合、注文時に必要な資金は3000円×1000株=300万円 ではなく 値幅制限である3700円×1000株=370万円が必要となります。

この「現物株買い」を下記①、②のようにひと手間工夫することで必要な資金を削減できます。

①信用買い
通常は1000株の現物株を買うこところを、現物株ではなく、信用買いをします。
必要資金は370万円の1/3程度で済みます。信用取引の為現金が無くても同じ証券会社の口座の株があればそれで代用できます。
下記②にて300万円の資金(株での代用不可)が必要となります。370万円から比べると70万円もの資金が削減できます。

②現引き
上記①の信用買いを行った日に、信用買いを返済(解消)し現物株に変えるべく現引きを行います。この時に必要な資金は、例えば3000円で約定の場合は3000円×1000株で300万円となります。

③信用売り
当然ですが、1000株の一般信用売りも同時に行います。この時の資金は①と同様です。保有株で代用できます。

④決済
権利確定日の翌日(権利落ち日)に②、③を決済して完了です。

2.手数料の削減について
通常のクロス取引と今回紹介の手法での手数料を比べてみましょう。

株価3000円の株1000株(取引金額300万円)を2021年9月21日(火)に購入し、権権利落ち日の9月29日(水)に売った場合のケースで見てみます。

イ)現物取引手数料

ロ)信用取引手数料

ハ)貸株料

ニ)買方金利

<新手法を使った場合>
(1)上記1.①②の信用取引買い・現引きの手数料
(a)信用取引手数料
上記ロ)の「信用取引手数料」の50万円超の385円が信用取引買いの手数料です。

(b)金利
金利の計算に必要な保有期間は受け渡し日で計算します。制度信用買建の金利は右図のとおり2.8%です。

信用取引買いを行った2021年9月21日(火)同日に現引きした場合、2営業日後(9/23は祝日)の9月24日(金)が受渡日になり、9月24日の1日間が「信用取引買い」の保有期間となります。
300万円×2.8%※上記ニ)×1日間/365日=230円

(c)手数料計
378円+230円=615円 ※現引きの際の手数料は楽天証券は無料です。

 (2)上記1.③の信用取引売りの手数料
(a)信用取引手数料
図ロ)の50万円超の385円が信用取引買いの手数料です。

(b)貸株料
貸株料の計算に必要な保有期間は受け渡し日で計算します。一般信用取引「短期」売建の貸株料は上図ハ)のとおり3.9%です。
購入時は9月21日の2営業日(9/23は祝日)の9月24日(金)、売却(返済)時は9月29日の2営業日の10月1日(金)が受渡日になり、9月24日から10月1日の8日間が保有期間となります。
300万円×3.9%×8日間/365日=2,564円

(c)手数料計
385円+2,564円=2,949円

 (3)手数料合計
615円+2,949円=3,564円

<通常のクロス取引の場合>
(1)現物買いの費用は、上図イ)の現物取引手数料の1,013円
(2)信用取引売りの手数料は上記新手法の(2)の費用は変わらず2,949円
(3)計3,962円

よって、新手法を利用した場合は費用が400円程安く済みます。

ただし、売買金額によっては通常のクロス取引の方が安く済むケースがありますので、エクセル等でシミュレーションして、手数料が安い手法で実施してください。

ちなみにJINはこんな感じでエクセルで計算シートを作っています。

新手法の注文方法を楽天証券のサイトを使って説明します。

1.楽天口座開設
まずは楽天証券の口座をお持ちでない方は、楽天証券の口座作成をしてください。

お小遣い稼ぎサイト「ハピタス」を経由すれば現金に交換できるポイントが獲得できますので、是非登録の上、利用してください。下記バナーをクリックしてください。
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2.ハピタス経由で口座開設
ハピタスに登録後、ハピタスのトップ画面の検索窓に「楽天証券」と入力すると、「楽天証券」が表示されますので、「ポイントを貯める」をクリックし、口座開設手続きを進めてください。

なお、必ず「信用取引」口座も開設してください。信用取引ができないと、これから説明する”株価変動リスク0で株主優待をタダ取り”ができませんので、必須です。

もし、口座開設時に信用取引口座開設を忘れてしまった場合でも口座開設後に開設することもできますので安心してください。

3.一般信用売(14日)銘柄の検索
口座開設が完了したら、楽天証券にログインします。
トップ画面から「国内株式」ー「信用取引情報」ー「一般信用売立銘柄」ー「14日」の順にクリックすると、その月に決算期をむかえる銘柄が表示されます。

毎月12~16日あたりに当月の情報に更新されますのでお待ちください。
更新日に近くなったら、サイト内の「お知らせ・連絡」の「お得な情報」にいつ更新されるか掲示されますので、ご確認ください。

画面の売建可能数量を確認し、残があるものについては一般信用売り(14日)が利用できます。
14日の意味ですが、一般信用売りした銘柄を14日以内に返済(決済)しなければならないということです。

4.一般信用売りの実施 ※取引日の前日の夜または当日の取引開始前に要実施
上記画面の「優待情報」をクリックすると株主優待情報が確認できます。
株主優待を取得したい銘柄の売建可能数量を確認し、0でなければ取引できるので、左の「新規」をクリックすると下記画面が表示されます。

次のように入力します
売買:売建
引用区分(期限):一般(14日)
数量:株主優待の取得ができる数量を入力
価格:成行で執行する
執行条件:寄付
口座:特定
同時にセット注文(返済)を:予約しない

上記入力が完了したら取引暗証番号を入力し、「注文内容を確認する」をクリックして取引を進めてください。

5.制度信用買いの実施 ※取引日の前日の夜または当日の取引開始前に要実施
上記で一般信用売りの注文が完了したので、次に同じ銘柄の制度信用買い注文を入れます。
トップ画面から「国内株式」ー「注文」ー「信用取引」をクリックし、銘柄名・銘柄コードの検索窓に上記4で信用売りした銘柄名を入力し「検索」をクリックします。

下記画面が表示されます。

次のように入力します。
売買:買建
信用区分(期限):制度(6ヶ月)
数量:一般信用売りをしたのと同じ数量を入力
※必ず同じ数量を入力してください。違う数量だと株価変動のリスクが生じます。
価格:成行で執行する
執行条件:寄付
口座:特定
同時にセット注文(返済)を:予約しない

上記入力が完了したら取引暗証番号を入力し、「注文内容を確認する」をクリックして取引を進めてください。

これでクロス取引完了です。翌営業日に上記4と5の取引が成立します。
その後、権利付き最終日までまって、権利付き最終日の夜に「現渡し」注文を入れたら、権利落ち日である翌営業日に返済されますので、これでクロス取引の完了です。

6.現引きの実施 ※一般信用売り及び制度信用買いが成立した日の取引時間中に要実施
現引きを実施することで制度信用買いをした銘柄を現物株することができます。
トップ画面から「国内株式」ー「注文」ー「信用取引」ー「現引現渡注文」をクリック。下記の画面では表示されておりませんが、実際に制度信用買いを行っている場合は、その銘柄が表示されるので、選択の上全数量について現引き注文を行います。


7.現渡しの実施 ※権利落ち日の前日の夜に要実施

上記4,5,6で欲しい株主優待の銘柄の株の信用売りと制度信用買い、現引き(現物株取得)を実施しましたが、権利落ち日には「現渡し」と呼ばれる取引方法で決済します。

※権利付き最終日と権利落ち日は下記サイトを参考にしてください。
権利確定日カレンダー

では、現渡の方法を画像で説明します。

権利付き最終日(=権利落ち日の前日)の夜に行います。

トップ画面から「国内株式」ー「注文」ー「信用取引」-「現引現渡注文」をクリックすると、上記4,5,6で実施した銘柄が表示されます。
(この記事の作成時点ではクロス取引を行っていなかったため、画像では「該当する情報はありません」と表示されています)

「現渡し」注文を選択し、各項目を入力します。執行条件は「本日中」を選択します。

翌日朝に取引され、これでクロス取引が完了です。

株主優待が届くのを楽しみに待ちましょう!!

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ちなみにこの記事の作成時点でのポイントは200円分です。下記バナーから作成すると追加で30円分のポイントも獲得でき、計230円分のポイントが獲得できます。

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